障害年金制度を知ろう!気になる養育費算定や専業主婦への受給にもお答えします!

年金と聞くと、老年年金をイメージされる方が多いですが、働きながら受け取れる障害年金というものがあるのをご存知でしょうか。この制度、意外と知らない人が多く、手続きが大変などの理由から、敬遠されがちです。しかし、障害や病気によって生活に支障が出てしまった時、年金や一時金を受給出来るので、こういった制度があるということを知っておくことは大切と言えるでしょう。

そんな、障害年金についてお話しします。

障害年金とは?!

年金と聞くと、老後の生活を支えてくれる為のものと思われがちですが、障害年金は違います。字を見ての通り、障害によって生活に支障が出てしまった場合に支払われる年金になります。障害をかかえながらの生活は、生活費や医療費などが多くかかり、経済的な負担は大きいと言えるでしょう。

それを、少しでも負担をしてくれる公的な制度になります。体のどこかの部位に障害をもっている場合だけでなく、がんや糖尿病、心疾患、精神的な疾患なども対象となる場合があり、たいへん多くの疾患が対象となっています。

病気やケガなどにより、生活に支障が出てしまう場合、国が定めた認定基準以上であれば、支給される年金が障害年金になります。

障害年金は障害があれば誰でももらえる訳ではない?!4つの条件!

障害年金は、障害があれば誰でも受給出来るという訳ではありません。受給するには、4つの条件があります。1つ目は、働けない状況、または仕事に支障が出てしまう障害があることです。2つ目は、年齢です。20歳から65歳までが対象になります。

3つ目は、その障害や病気に関して病院を受診した初診日が特定でき、この時点で、年金を基準以上納付しているということ。4つ目は、初診日から、病院に通い1年6ヶ月以上経過し、その時点の状態が障害認定基準の等級に該当する場合。

この4つを満たしていることが、受給の対象条件になります。

障害年金には2種類ある!その1障害基礎年金

障害年金は、分かりやすく説明すると2階建ての制度になっています。

1階部分が国民年金の方、2階の部分が厚生年金・共済年金に加入している方が属し、1階部分と2階部分の2種類の年金があります。初診日に加入していた年金により、支給される年金の種類が異なります。

1つ目は、1階部分に属する方に支給する年金である、障害基礎年金になります。国民年金に加入している人が対象になります。国民年金に加入している間に負った病気やケガが、障害年金の障害認定基準である、1級・2級に定めている障害の状態にあれば、障害基礎年金を受給することが可能です。

その2障害厚生年金・障害共済年金

2つ目が、障害厚生年金・障害共済年金になります。この年金は、厚生年金に加入している人が対象となり、厚生年金に加入している間に、病気やケガに対して、障害年金の障害認定基準の1級・2級・3級の障害手当金に定めている障害の基準を満たした時に、障害基礎年金に上乗せして、障害厚生年金・障害共済年金に支給されるものになります。

障害年金の等級とは?!

先程、障害年金の種類について説明しましたが、そこで等級に応じて支給されるということをお話ししました。等級とは一体どういう基準なのかをここでは説明したいと思います。障害等級は3階級あり、1級が最も障害が重く、当然ながら支給額も大きくなっています。

障害等級1級は、重度の障害で周りの方々の介助がなければ、身の回りのことが出来ない状況になります。障害等級2級は、障害により働けず、充分な収入を得ることができない状況であったり、周りの手助けは必要ではないが、日常生活を送るのは難しい状況の場合に認定されます。

障害等級3級は、日常生活を送ることは出来るが、障害により仕事が出来ない場合になります。この等級を基準に、障害年金の支給額が決められています。またこの3等級と障害手当て金というものもあります。これは、初診日から5年以内に、病気やケガが治ったけれども、仕事に支障が出てしまう場合に受け取れるものもあります。

障害年金の請求に関して

障害年金についてお話ししてきましたが、場合によっては、年間かなりの額が支給されます。

そのため、支給対象の可能性がある場合は、障害年金制度をしっかりと把握し、手続きを行うことが大切といえます。障害年金の請求方法は、ご自身で手続きを行うことも可能ですが、必要書類がたくさんあったり、手続きがややこしかったりで、しっかりと内容を把握しておかなければ大変です。

請求にあたり、不安があるのであれば社会保険労務士などに代理で行なってもらうことも可能です。

障害年金は何歳から受け取れる?

障害年金に関してよくある質問!

障害年金を受給する場合、養育費算定は含まれるのか。という質問がよくあります。原則としては、障害年金から養育費の算定は外すことが基本になります。あくまでも、障害年金は、障害を負った方に対して支給されるものになります。

なので、障害年金から養育費を算定することは基本的にはないと考えられます。専業主婦でも障害年金は支給されるのか。という質問もよくあります。これに対しての答えは、受け取り可能です。専業主婦の方でも、国民年金の加入、厚生年金や共済年金に加入している方の扶養者であれば、受給することは出来ます。

老年年金を受け取っている場合、障害年金の受給は可能かという質問もよくあります。この場合、障害等級が2級以上であれば、障害厚生年金と障害基礎年金、老年厚生年金と老齢基礎年金と65歳以上に同時支給可能です。

どちらの組み合わせで支給されるほうが良いのかは、人それぞれ異なります。よくある質問をまとめたので、参考にして下さい。

障害年金は知っておくことが大切!

老齢年金に関しては、熟知されており理解しているかたも多いですが、障害年金制度に関しては、まだまだ知らない人も多くいます。私たちは、今元気に毎日過ごし、働き、何ひとつ困ることなく生活しているかもしれません。

しかし、世の中、どこで何が起きるか、先のことは誰にも分かりません。ある日突然、病に倒れてしまうことがあるかもしれません。突然事故にあい、障害と向き合いながら生活をしていかなければならない日がくるかもしれません。

それは、自分だけでなく、大切な家族や友達に起こるかもしれません。そんな時、少しでも負担を減らすことの出来る障害年金制度について知っておくと、いざというときに役立ち、助かることに間違いはありません。私には関係ないと思わないで下さい。

知っていて損はありません。ぜひこの機会に、障害年金制度について少し勉強してみてください。